内容証明郵便について
内容証明郵便とは、文書の内容や差出日付を郵便局(郵便事業株式会社)が証明してくれる
制度です。
一般的に内容証明郵便は、契約の解除を要求するとき、金銭トラブル(貸したお金の返却、
慰謝料・養育費請求)などで相手に警告・要求を伝える場合などに主に使われますが、最近
ではストーカーをやめさせる際の通知などにも利用されたりしています。
内容証明郵便は自分で作成することは可能ですが、専門家に任せた方が相手により心理的
プレッシャーを与えることができますので効果があります。
内容証明郵便のメリット
・相手に心理的なプレッシャーを与えることがことができる。
・相手方に差出人の強い意志を伝えることができる。
・証拠づくりや相手方の反応をうかがうことがことができる。
・確定日付を得られる(その日付にその文書が存在していたという証拠の日付です)。
内容証明郵便のデメリット
・法的拘束力がない(送っただけでは問題が解決しない事がある。)
・取消しがきかない。
・文書以外の資料等は同封できない。
内容証明郵便の活用事例
内容証明郵便は、様々なケースで使用されますが、一般的によく使われのは、債権回収と
クーリングオフとなっています。
また、最近ではストーカー被害を止めさせるために内容証明郵便を活用される方もいます。
事例1:債権回収のための催告
・売買代金の支払請求
・請負代金の支払請求
・貸金の返還請求 など
事例2:クーリングオフ
・契約解除の通知・催告書
・申込み撤回の通知書 など
事例3:その他のトラブル
・ストーカーをやめさせるための通知書
・騒音解消依頼通知
・慰謝料請求(婚約破棄や不倫相手など)
・養育費の請求 など
内容証明郵便作成時の注意点
◎用紙
用紙については規定がありませんので、どのような物でも構いません。
パソコンでも作成も可能です。
◎使用できる文字・記号
・ひらがな
・カタカナ
・漢字
・英字
・句読点
・括弧
・一般的な記号
◎文字数の制限
・縦書きの場合
1行20文字以内、1枚26行以内
・横書きの場合
1行20文字以内、1枚26行以内
1行13文字以内、1枚40行以内
1行26文字以内、1枚20行以内
縦書きでも横書きでも1ページに書ける文字数は520文字になります。
<注意点>
記号や括弧の文字数は注意が必要です。
(例) ① ⇒ 2文字 ⑮ ⇒ 3文字 ( ) ⇒ 1文字 ㎡ ⇒ 2文字
◎枚数
制限無し。2枚以上になる場合は、ホチキス等で止め、ページのつなぎ目に契印(割印)を
します。
◎タイトル
タイトルは必ず必要という訳ではありませんが、あった方が良いでしょう。
『通知書』や『請求書』としておけば大抵の文書に使えます。
◎差出人名・受取人名
必ず差出人(通知人)、受取人(被通知人)の住所、氏名が必要です。
住所・氏名の前に差出人(通知人)、受取人(被受取人)と記載するかどうかは任意です。
◎捺印について
差出人名の後に捺印するかどうかは任意となります。(認印可)
上記捺印とページのつなぎ目にする契印(割印)は同じものとなります。
◎作成部数
内容証明郵便は最低3通作成しなければなりません。
受取人、差出人、郵便局で各1通必要です。
内容証明郵便の料金
通常の郵便料金+書留料金+内容証明料金+配達証明料金(任意)
摘 要 | 費 用 |
郵便料金 | 定型郵便で25グラムまで82円、50グラムまで92円 |
書留料金 | 430円 |
内容証明料金 | 1枚430円(2枚以上のときは1枚につき+260円) |
配達証明料金 | 310円(後から配達証明証を発行してもらう場合は430円) |
※速達にする場合は別途280円かかります。
【料金例】
定型郵便で25グラムまでの郵便で書面1枚の場合。
郵便料金(82円)+ 書留料金(430円)+ 内容証明料金(430円)+
配達証明料金(310円)=1,252円となります。
郵便窓口に持っていくもの
郵便局に持っていく書類等は以下のとおりです。
内容証明郵便は、どこの郵便局でも取り扱っている訳ではありませんので、出そうとする
郵便局が取り扱っているかどうかを必ず確認して下さい。
1.持参するもの
・文書 3通~
郵送用・郵便局保管用・自分保管用(受取人数によって変動あり)
※資料の送付はできません。資料を送りたい場合は、別郵便で送ることになります。
・封筒 1通~
受取人数によって変更あり
・差出人の印鑑
なくても構いませんが、訂正があったときの事を考え、持っていった方が良いでしょう。
なお、文書に捺印したのと同じ印鑑が必要です。(認印で可)
・料金
2.送り先が複数の場合
同文内容証明という制度を利用できます。この制度を利用することによって、それぞれ
内容証明郵便を送るよりも金額が安くなります。
なお、同文内容証明は以下の2つに分かれます。
(a)完全同文内容証明
他の受取人に誰に内容証明を送ったか知られても良い場合
(b)不完全同文内容証明
他の受取人に誰に内容証明を送ったか知られたくないとき
当事務所の報酬額
当事務所への報酬額(税抜)は下記の通りです。
なお、お客様の状況により金額が安くなったり、高くなったりする場合がございます。
内容証明郵便作成料 | 15,000円 |
内容証明郵便に当事務所の職印を押印する場合 | +5,000円 |
相談料(面談)1時間 | 5,000円 |
相談料(メール)1往復 | 2,000円 |
※別途、実費がかかります。
お問合せ
お問合せに料金は一切かかりませんので、以下の方法にて
どうぞお気軽にお問合せ下さい!
営業時間:9時~20時(土・日・祝は予約制)
TEL:03-4500-7777
携帯:090-1463-8657
E-mail:yonei@yonei-office.com
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